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エーアイ アーキテクト スタジオ 池上 明                    →建築家紹介に戻る

1977年 大阪大学工学部環境工学科卒業
レンゾピアノビルディングワークショップジャパン
管理建築士を経て
1994年 エーアイ アーキテクト スタジオ設立
2000年 大阪・心ふれあうまちづくり賞大阪市長賞受賞
2001年 TILE DESIGN CONTEST入賞
1995年より豊中市まちづくりアドバイザー

 

〒541−0047  大阪市中央区淡路町3丁目2-8 トーア紡第2ビル202号


エーアイ アーキテクト スタジオ 池上 明


大阪郊外の30年位前に分譲された住宅地での2世帯5人の家の建替えである。駅から10分あまり畑や田んぼを通り過ぎたところに立地するのどかなロケーションである。
1階は祖父母のスペースである和室とLDKによって構成される。料理やお菓子を作ることを楽しみにされているご家族であり、アイランド形式のオープンキッチンを採用した。LDKは祖母の動きやすい動線と方位を考慮してキッチンは南側に配置し、玄関側はオーディオの好きな祖父のスペースとし、家族のパブリックスペースとして広がりをもたせた。
2階は吹き抜けの階段を通して玄関とつながるフリースペースを中心に寝室が配置され、夫妻と子供がTVやITを楽しむフリースペースは建物の形態のずれをいかして高い斜天井でハイサイドライトを取り入れ明るくいきいきしたスペースとしている。窓を多く取り、光・風・自然を感じることができる第2のリビングとなっている。又、子供室は建物の形態のずれをいかしてロフトを設けている。
外観は曲面の屋根をもつ2つのマスによって構成される。この2つのマスはズレをもたせて配置している。2つのマスの外皮はナチュラルな板張りとセメント系パネルで対比的に構成し、色彩も変化をつけている。形態、素材、色彩をうまく組合せることで、ファーサードに変化とリズムをつけ、シンボリックではあるが、親しみやすくカジュアルに表現した。ファサードに自然素材を使うことで周辺の自然とのバランスを配慮した。



エーアイ アーキテクト スタジオ 池上 明


医師の世代交代により、新しいイメージの医院をつくることが求められた。
敷地は豊中駅近くのバス通りに面しているが今までは比較的目立ちにくい構成になっていた。
新築部分の外観は母屋と対比的にシンプルな形態としながらも、通りからの視認性の高い建物となるよう計画した。ファサードの2階部分は白いタイルの中にブルーのラインを入れ、通りからの視認性を高めるアクセントとしている。歩行者のみならずバスや自動車からの視線もスタディし、小さな建物であってもより視認されやすいよう計画した。又、白とブルーの色彩がさわやかで清潔なイメージの医院を印象づけている。1階のファサードは全面の歩道が狭く建物のひきがないこともあり乳白のガラスブロックの大きな開口を設け、2階とは対照的に半透明なイメージででアプローチしやすいよう工夫した。夜間も安全で入りやすい医院のイメージをつくっている。ガラスブロックを使うことでバス通りの喧騒を遮断し、室内に柔らかい光りを取り込んでいる。小さな地域医院であるが、街なみに対してわかりやすく、親しみやすい空間として構成でき、完成以来患者さんにも好評をいただいているようである。

 

 
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